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「旦入〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

旦入の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
人間の幸不幸は実にわからない。幸いにいぶし殺されるのを免かれた甚太郎と権十とは一旦入牢の上で、やがて死刑に行なわれた。 お竹は村を立ち退いて、水戸の城下へ再び....
」より 著者:島崎藤村
言葉を添えた。 一同は二階へ上って寝る仕度をした。三吉は寝られなかった。彼は一旦入った臥床から復た這出して、蚊帳の外で煙草を燻し始めた。お仙も眠れないと見えて....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
ここでも。ヒョクリヒョクリとあらわれ飛び出す。精神病者の数には足りない。しかも一旦入院したなら。治癒る期間が長いはまだしも。一生出られぬ患者もあるので。否が応で....