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旧刑法
「旧刑法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
旧刑法の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
たのは、これ全く立法者の不用意に起因するものと言わねばならぬ。はじめ、明治十年に
旧刑法の草案成り、元老院内に刑法草案審査局が設けられた時、第一に問題となった事は....
「獄中記」より 著者:大杉栄
捕縛され、それと同時に電車事件の方の片もついたのであった。そして当時のありがたい
旧刑法のお蔭で、新聞紙条令違犯の二件を除く他の三件は併合罪として重きによって処断....
「虹の橋」より 著者:久生十蘭
、その何割までかが、罪を犯して母の苦役の場へ戻ってくるという無情な伝説があって、
旧刑法時代には、そういう不幸な人達を「実家《さと》帰り」と呼んでいた。 真山あ....
「法学とは何か」より 著者:末弘厳太郎
、かつて、電気窃盗を窃盗罪として処罰すべきや否やが問題になったことがある。当時は
旧刑法時代で現在の刑法第二四五条に相当する規定がなかった。それにもかかわらず、わ....
「遺伝」より 著者:小酒井不木
これ等のことを考え合せた結果、私は、ある恐しい事情を推定し、早速図書館へ行って、
旧刑法を検べて見ました。 すると私は、ある条文によって、私の推定のたしかなこと....