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「旧土〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

旧土の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
マクシム・ゴーリキイの伝記」より 著者:宮本百合子
れを調べ、資本主義はロシアにおいて支配者となりつつあることを明かに示した。農村の旧土地制はそれによって崩壊しつつあること、ロシアの未来は工場の労働者に基礎を置か....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
の夫人光子さんも小出氏のお弟子で、この方はよく入選なさるのでした。 曙町の家は旧土井邸の跡で、杉の大木が二本あって、それが白山の上からも見えていました。昔将軍....
層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
血なお滴れる鱒を提げたる男、霧の中より露われ来る。掘立小屋に酔うて歌うものあり。旧土人なりといえり。石狩川は名だたる大河、中流にて神居山脈を貫き、上流にて大雪山....
三国志」より 著者:吉川英治
雲の天は、相かわらず晦い。袁紹は死し、曹操の威は震雷している。――が、果たして、旧土の亡民は、心からその威に服しているかどうか。 益州――巴蜀の奥地は、なおま....