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旧華族
「旧華族〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
旧華族の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「職業の苦痛」より 著者:若杉鳥子
ますから、自分というものを全然殺してかからないと、此の商売は出来ません。 ある
旧華族でしたが、御令嬢にお目にかかりたいと申し出でました。すると、『当家の姫君は....
「つゆのあとさき」より 著者:永井荷風
恋に陥ったのである。先夫の家は子爵《ししゃく》で、別に資産はなかったが、とにかく
旧華族の家柄なので、世間の耳目を憚《はばか》り親族は夫の帰朝を待たず多病といいな....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
か内容の立派な新華族を賤しとして嫌うものがありましょう。もしそれを嫌えば、それは
旧華族の負惜しみです。特殊部落と云ってもそうです。彼らの実質が立派なもので、親し....
「「特殊部落」と云う名称について」より 著者:喜田貞吉
のが少くない。しかし彼らは、新白丁・新平民が、旧白丁・旧平民から賤められた様に、
旧華族から賤まれてはおらぬ。
旧華族の中には自ら高く止まって、新華族と伍するのを快....