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旨煮
「旨煮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
旨煮の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高野聖」より 著者:泉鏡花
くり》。
はてさて迷惑《めいわく》な、こりゃ目の前で黄色蛇《あおだいしょう》の
旨煮《うまに》か、腹籠《はらごもり》の猿の蒸焼《むしやき》か、災難が軽うても、赤....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
あったらしく、オムレツや、フライや、鳥のお吸物や、この山で取れるという竹の子のお
旨煮や、たくさんの御馳走が列べられたのには、わたくしも少しく驚かされました。こん....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
ーヒーの実と、砂糖とがある。また、後船鎗と戸棚の中とに、鮭の鑵詰、スープ、羊肉の
旨煮、その他のご馳走がある。しかし、それとても五十人の船員が食ったらば、瞬くひま....
「老狸伝」より 著者:佐藤垢石
にかけて、小半日ばかり湯煮して、やわらかに煮あげ、それを里芋、牛蒡、焼豆腐と共に
旨煮にこしらえて賞味したところ、山谷の匂い口中に漂って、風雅の趣を噛みしめた。 ....