早飯[語句情報] » 早飯

「早飯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

早飯の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
り、夜は久さんのおかみと奥の間に枕を並べた。久さんのおかみは亭主の久さんに沢庵で早飯食わして、僕かなんぞの様に仕事に追い立て、あとでゆる/\鰹節かいて甘い汁をこ....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
とオカネにこうどやされる。それでも歯をみがこうとしないのである。 弁内の大飯と早飯は物凄かった。誰よりも素早く余計にかッこもうというコンタンだ。 「手前のゼニ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
けの一報が、物見隊から響いてきた。 「まず腹拵えだ」 義貞は騒がなかった。 「早飯も戦のうち――」と。 この日、十二日、初めて両軍は久米川(所沢附近の南方)....
大岡越前」より 著者:吉川英治
おお、お次さんも」 共に、膳へついたものの、義平太は、いつになく、酒もひかえ、早飯に喰べ終って、 「実は、きのうも立ち寄ったばかりだから、ムダとは思ったが、ふ....