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旭川
「旭川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
旭川の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
が帰って来る。近衛か、第一師団か、せめて横須賀位ならまだしも、運悪く北海道三界|
旭川へでもやられた者は、二年ぶり三年ぶりで帰って来るのだ。親類縁者は遠出の出迎、....
「死までを語る」より 著者:直木三十五
ある。 だから、恩給恩給、と云うが、何んと私は、岡山へ行って、試験の日、半日、
旭川で、ボートを漕《こ》いでいたのである。 最初の日に、数学が出なかったなら、....
「旭川から」より 著者:宮本百合子
達と私とは、小石川の老松町に暮していたのであった。 小熊さんはそのとき北海道の
旭川であったか、これまでつとめていた新聞をやめて上京して来たわけであった。やっぱ....
「文学的自叙伝」より 著者:林芙美子
。松下文子と云う人は、私にとっては忘れる事の出来ない友人なのです。いまは北海道の
旭川に帰り、林学博士松下真孝氏と結婚されているのですが、私の詩集も、このひとの友....
「田舎者」より 著者:豊島与志雄
本は意外にも依田氏夫妻と親しみが出来、また、寺井菊子のバー・アサヒ(恐らく郷里の
旭川からとってきた名前であろう)へも出入するようになった。 初めは、さすがに、....
「火の扉」より 著者:岸田国士
いた。 が、函館から札幌までは、ほとんど立ちどおしで、ゆつくり座席のとれたのは
旭川から先であつたが、さて、向い合つた女二人の話題は、相変らず当りさわりのない範....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
町歩――S村所有田 百五十町歩――大学所有田・「学田」 百二十町歩――吉岡(
旭川) 五百町歩――岸野(小樽) 二百町歩――馬場(函館) 二百十町歩――....
「層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
七、八里四方の地盤を占め頂上の偉大なること、天下に比なく、群峰|攅って天を刺し、
旭川の市街を圧す。最高峰は海抜七千五百五十八尺、ただに北海道の十国島に冠たるのみ....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
せ酔いに乗じて彼らの宝物を貰って来るなど云う事をしばしば耳にするのである。その後
旭川新聞記者近江正一君の書いた「伝説の
旭川」を読んでみると、その中に「アイヌの謔....
「望郷」より 著者:服部之総
ろ》沖が「危険地帯」の発火点になるための外交辞令はととのった形である。二十日私は
旭川《あさひかわ》にいた。その前の日だったろうか、米軍ジェット機が
旭川付近のどこ....
「帯広まで」より 著者:林芙美子
の約束で買われて行った。函館へ着くと、半分に分れて、一方は小樽から札幌、岩見沢、
旭川、わっかないと云う順に廻り、一方は室蘭、帯広、釧路、網走と巡って行くのであっ....
「金山揷話」より 著者:大鹿卓
たのも、商用の方はむしろつけたしで、専ら私のためだったことが、頷かれた。 車が
旭川駅へ入ると、森山は駅弁や蕎麦や駅売りのかん酒など一抱え買い込んできた。ながい....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
の壮観に驚き、更にオホーツク海を南下して北海道の稚内で一同と別れた。そうしてまた
旭川でアイヌの熊祭を観、札幌に淹留し、函館より海を越えて当別のトラピスト修道院を....
「あの世の入口」より 著者:知里真志保
パロ 〔Ahu'n-ru-paro〕(入る・道・の口)。――胆振、日高国|沙流、
旭川市|近文などで。 (三)アふンルチャ※ 〔Ahu'n-ru-char〕(入る....
「アイヌ宗教成立の史的背景」より 著者:知里真志保
は一応、古代の祭場があったのではなかろうかと、疑ってみる必要があるのであります。
旭川市の郊外にある神楽村は、もと“ヘッチェウシ”と言った所で、“ヘッチェウシ”は....