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旭日章
「旭日章〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
旭日章の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「パルチザン・ウォルコフ」より 著者:黒島伝治
にすき通って、いい響きを持っていたのを大隊長は満足に思った。 ――今持っている
旭日章のほかに、彼は年金のついている金鵄勲章を貰うことになる。俸給以外に、三百円....
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
気があまりに濃やかであったため、待ち設けなかった御来光が、東の空にさした。しかし
旭日章旗のような光線の放射でなく、大きな火の玉というよりも、全身|爛焼の火山その....
「傷痕の背景」より 著者:豊島与志雄
したり……。その中に、有吉祐太郎が、愉快そうに髭をひねっていた。軍服で、勲五等の
旭日章を一つ、胸につけていた。赤い太陽と白銀の光線とが、笑うたびに、光の反映を受....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
中合わせにくっついて、まるで寒ぞらにふるえて身体をすり合わせている孤児みたいだ。
旭日章は真ん中の赤い太陽がぽっかりなくなって大穴をあけた。二つの従軍徽章なども夢....