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昆明
「昆明〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
昆明の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
「なぜだね」
「それはね。香港封鎖後の新援蒋ルートなんだ。インドシナから、雲南の
昆明をとおってゆくやつは爆撃圏にある。彼らは、じつに不自由な思いをする夜間輸送し....
「俗天使」より 著者:太宰治
。 二、廃船は意外わが贈物、浮ぶ『西太后の船。』 そもそも北京郊外万寿山々麓の
昆明湖、その湖の西北隅、意外や竜が現われた。とし古く住む竜にして、というのは嘘。....
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
は張合いがない。――で、当時、醤の奴は、どこにいるのか。重慶か、成都か、それとも
昆明か」 博士の質問は、密使油にとって、甚だ痛かった。当時、醤主席およびその麾....
「伯爵の釵」より 著者:泉鏡花
十 ――水のすぐれ覚ゆるは、 西天竺の白鷺池、 じんじょうきょゆうにすみわたる、
昆明池の水の色、 行末久しく清むとかや。 「お待ち。」 紫玉は耳を澄した。道の....
「北支点描」より 著者:豊島与志雄
るべきである。南京の玄武湖は、ボートに乗って城壁を眺めるによく、北京郊外万寿山の
昆明湖は、モータボートを走らせるによく、北京市内の北海・中海・南海は、その周辺を....
「三国志」より 著者:吉川英治
足らん」 蜀帝の決意は固かった。 その後、蜀帝の勅使は、ひそかに南蛮(雲南・
昆明)へ往来した。 そして南蛮兵五万余を借り出すことに成功を見た。 その間に....