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明き地
「明き地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
明き地の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天災と国防」より 著者:寺田寅彦
いうはなはだ手取り早で少し疑わしい学説もある。あるいはまた大概の学校は周囲が広い
明き地に囲まれているために風当たりが強く、その上に二階建てであるためにいっそうい....
「田端日記」より 著者:芥川竜之介
謎々論をやっていたら、たちまち九時になった。帰りに矢来から江戸川の終点へ出ると、
明き地にアセチリン瓦斯をともして、催眠術の本を売っている男がある。そいつが中々|....
「梨の実」より 著者:小山内薫
いました。 私は乳母に手を引かれて、あっちこっちと見て歩く内に、ふと社の裏手の
明き地に大勢人が集まっているのを見つけました。 側へ寄って見ると、そこには小屋....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
思浮べるのでした。 がやがやいう子供たちの声を耳にして、気が附きますと、少しの
明き地に大勢集って、地面に白墨で何か書いて遊んでいたのを、うっかり踏んでしまった....