明けの春[語句情報] » 明けの春

「明けの春〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

明けの春の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雛妓」より 著者:岡本かの子
ールして、水髪のように捌いた洋髪に結っていた。 心なしか、わたくしが、父の通夜明けの春の宵に不忍の蓮中庵ではじめて会った雛妓かの子とは、殆ど見違えるほど身体に....
枯菊の影」より 著者:寺田寅彦
思うと、親の顔が今更になつかしい。二度目に罹った時は中学校を出て高等学校に移った明けの春であった。始めての他郷の空で、某病院の二階のゴワゴワする寝台に寝ながら窓....