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明主
「明主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
明主の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ある抗議書」より 著者:菊池寛
鶴吉の如き重悪人に、死刑以上の刑罰を課し得ないと云うが如きは、司法制度に於ける文
明主義の欠陥でないかと思うのです。何等の理由もなく、責任もなく、何等の予期もなく....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
あるものの如くである。悠々として扇面に次の詩を書いて成竜に示した。 |提 |為安
明主日懸旌節報 微臣夜繹酒杯観 |春来殺気心猶壮 |此去骨已寒 |談笑敢言非 |....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
うな顔色をしておりました、そばへ寄ると、何か暖かいように感じました」 「一切、光
明主義でしてね、陰気が大嫌い、陽気が、一切を救うというような教義をよく聞かされま....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
矮奴を貢《みつぎ》とすることを悉《ことごと》くおやめになってしまいました。賢臣と
明主との間はこうなければならない事です。道州の民のその後の喜びはどのくらいでしょ....
「新女大学」より 著者:福沢諭吉
《ただ》に白頭の故老のみならず、青年以上有為の士人中にも、一切万事有形も無形も文
明主義の一以て之を貫くと敢て公言して又実際に之を実行しながら、独り男女両性の関係....
「歌の円寂する時」より 著者:折口信夫
があり剰って居る。殊に岡麓氏の伝えられた子規自負の「がん」と言う訓み方なども、平
明主義と共に、俳句式の修辞である。(又思う、かりと訓むと、一味の哀愁が漂うような....
「三国志」より 著者:吉川英治
ば、―― 天地|反覆火※セント欲ス 大廈崩レントシ一木|扶ケガタシ 四海ニ賢アリ
明主ニ投ゼントス 聖主ハ賢ヲ捜ルモ却ッテ吾ヲ知ラズ 「……はてな?」 玄徳は何....
「三国志」より 著者:吉川英治
の工匠三万余、人夫三十万といわれている。 まさに、国費の濫費である。曹叡ほどな
明主にして、なおこの弊に落ちたかと思うと、人間性の弱点の陥るところみな軌を一にし....