明了[語句情報] » 明了

「明了〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

明了の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
善の研究」より 著者:西田幾多郎
だ一点において異なっている者が互に最も反対となる、これに反し徳と三角というように明了の反対なき者はまた明了なる統一もない。最も有力なる実在は種々の矛盾を最も能く....
無惨」より 著者:黒岩涙香
々谷間田に誇らせて置て爾だ明日の正午十二時にはサア罪人は何町何番地の何の誰ですと明了に言切ッて遣る愉快愉快併し待よ唯一通りの犯罪と思ッては少し違う、罪人が何うも....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
求めて、異同を比讐し、謬誤を校正し、其字句を定めて後に、小学に熟練して、義理始て明了なることを得。譬へば高きに登るに、卑きよりし、遠きに至るに近きよりするが如く....
山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
歿せむとするや、形、鼓を懸けたる如きを見るべし。既に見|已へば目を閉開するも、皆明了ならしめよ。是を日想となし、名づけて、初観といふ。」そうして水想観・宝地観・....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
る。当時大学と見てよいものが多くあった。高野山学林、三井寺学林、比叡山学林などに明了に分っている。京都に南禅寺学林、妙心寺学林かと思われるものがある。外に足利学....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
第禅門十一巻。 行法花懺法一巻。 小止観一巻。 六紗門一巻。明了論一巻。 定賓律師飾宗義記九巻。 補釈飾宗記一巻。 戒疏二本各....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
入り、三年間にて修了する程度なれば、そのいわゆる大学は、わが高等中学程度なること明了に候。 ただし、実際の実験応用を主とする方面は、比較的進みおるように見受け....