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明史
「明史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
明史の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
譜、宗氏家記、毛利家記、黒田記略、清正記等各部将の家記を始め、朝鮮の懲※録、明の
明史までも参照して簡単ではあるが信頼すべきもの。 堀本朝鮮征伐記 ....
「骨董」より 著者:幸田露伴
野暮な談で世間に通用しない。骨董が重んぜられ、骨董蒐集が行われるお蔭で、世界の文
明史が血肉を具し脈絡が知れるに至るのであり、今までの光輝がわが曹の頭上にかがやき....
「運命」より 著者:幸田露伴
王の意|漸くにして固し。忠|後に仕えて兵部尚書を以て太子監国に補せらるゝに至る。
明史巻百五十に伝あり。蓋し亦一異人なり。 帝の側には黄子澄斉泰あり、諸藩を削奪....
「読書法」より 著者:戸坂潤
会った経験もある。最近の一例では『文芸学の方法』(清和書店版)の内で、イギリス文
明史を書いた「ボークル」云々という言葉が数ヵ所出て来たが、之はバックルでなくては....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
紀の羅馬《ローマ》に於ける史実を描いたものである。作者は彼の深奥なる哲学的及び文
明史的なる知識を傾注して、描写の精細を極めている。例えば「地中海の海岸なるシリア....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
以て天下を治むるも可なりといった(「鳥を食うて王に成った話」参照)。桑※が事は『
明史』にも具載され大騒動だったのだ。 それよりも古く宋の時男色を営業する者多く....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
産技術の社会科学的・哲学的・な意義を積極的に摘出することを知らない結果、技術の文
明史上の価値は、単に不可避の悪(necessary evil)以上のものには出な....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
維納《ウィンナ》の月をながめて帰ることができました。しかし、粗漏《そろう》なる文
明史の記者は、こんなことを少しも年表に加えていないようです。 いわんや、この一....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
腐れ儒者だと孔明が言わずや 春秋左伝に通鑑綱目《つがんこうもく》 史記や漢書や元
明史略《げんみんしりゃく》を 百たび見たとて千たび見たとて 生れついての馬鹿は直....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
二書を知っていたから、まず後者から初める事にした。これには朱子の正篇の外に宋元及
明史の綱目もあり、また前篇というもある。それに朱子が春秋に傚《なら》って書いたと....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
には返せる。 今見たい本は、『帝国文学』の発行所から出るもので物集博士の日本文
明史略、長岡博士のラジュウムと電気物質観、鳥居氏の人種学、平塚学士の物理学輓近の....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
かしてこの大勢を促進したのは、すなわち応仁の乱であってみると、この兵乱は日本の文
明史上案外難有味のあるものになる。ところが一条禅閤兼良は曠世の学者であったとはい....
「学生と生活」より 著者:倉田百三
人後に落ちるものではないが、もしかりに前英帝にイギリスの政治的使命についての、文
明史的自覚が燃えていたとするならば、それでもそうした態度をとり得たであろうか。私....
「今世風の教育」より 著者:新渡戸稲造
るいは大きな書物を引照している。 ある時中学校に行ったところが、一人の教員が文
明史を教えているというから文
明史はどんな書物に依《よっ》てやっておられるか、ギゾ....
「学究生活五十年」より 著者:津田左右吉
あった。それから特殊のこととしては、ダットとかいうインド人の書いた『古代インド文
明史』を読んだために、それに導かれてインドの文化に興味をもつようになった、という....