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明山
「明山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
明山の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ちにひそんでいる。雨が降る前には牛のように吼える。これも人を撃って殺すもので、四
明山に棲んでいる。 異材 唐の大尉、李徳裕の邸へ一人の老人がたずねて来た....
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
一千)、東野山には堀久太郎秀政(兵五千)、大岩山には中川瀬兵衛清秀(兵一千)、神
明山には大鐘藤八(兵五百)、堂木山には山路将監(兵五百)、北国街道には小川土佐守....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
という。そういう樹木の生長する森林の方はことに山も深い。この地方には巣山、留山、
明山の区別があって、巣山と留山とは絶対に村民の立ち入ることを許されない森林地帯で....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
の場処があるように、山中にも留山というものは立て置かれてある。しかし、それ以外の
明山にも、この山中には御停止木ととなえて、伐採を禁じられて来た無数の樹木のあるの....
「家」より 著者:島崎藤村
成ると、森彦は感|極まるという風で、日頃話好な人が好く語れない位であった。巣山、
明山の差別、無智な人民の盗伐などは、三吉も聞知っていることであるが、猶森彦は地方....
「豕」より 著者:田中貢太郎
李汾は山水が好きで四
明山にいた。山の下に張という大百姓の家があって、たくさんの豕などを飼ってあった。....
「牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
だ。 「わしの符※は、事が起らん前なら効があるが、こうなってはなんにもならん、四
明山に鉄冠道人という偉い方がおられるから、その方に頼むがいい」 土地の者は魏法....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
にとどまる。もうこうなっては、わたしの力の及ぶ限りでない。聞くところによると、四
明山の頂上に鉄冠道人という人があって、鬼神を鎮める法術を能くするというから、それ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ラマ。あいにく、この日は曇天で、後ろのいわゆる日本アルプスの連峰は見えず、ただ有
明山のみが背のびをしているように見えます。 道庵は酔眼朦朧《すいがんもうろう》....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
。この人は幕末において第一流の人物でありました。この間まで謹慎しておられたはずの
明山侯が、何の必要あって突然この甲府へ来られるのだかということは、勤番支配も組頭....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
にとどまる。もうこうなっては、わたしの力の及ぶ限りでない。聞くところによると、四
明山の頂上に鉄冠道人という人があって、鬼神を鎮める法術を能くするというから、それ....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
門の領地から遁れ出たものは、相当|夥しい数と見え、この一角から遥か離れた、巣山や
明山の中腹を、福島の方へ行くらしい、たいまつの火が点々と見えた。 (どうして林蔵....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
けれども、一つも確証のあるものはない。皆後世人の附会したものばかりです。それで常
明山という所に楠公の腹巻きというものが一つあったそうで、これは正しく当時のもので....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
みを見てこの翠影に接するは、大いに目をたのしましむるに足る。 林丘抱侵墨南地、水
明山紫是終年。 (林と丘が海をいだくように、小さな湾が円を形づくり、みどりの影が....
「牡丹灯籠 牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
だ。 「わしの符※は、事が起らん前なら効があるが、こうなってはなんにもならん、四
明山に鉄冠道人と云う偉い方がおられるから、その方に頼むがいい」 土地の者は魏法....