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明徳
「明徳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
明徳の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
うもや》と溶け合って峰や谷をうずめ終る頃に、千光山金剛法院の暮の鐘が鳴りました。
明徳三年の銘あるこの鐘、たしか方広寺の鐘銘より以前に「国家安康」の文字が刻んであ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
と云いますか。水鹿親分は一本には女性ナランとあるね。 南北朝は元中九年(北朝の
明徳三年)南朝の後亀山天皇が北朝の後小松天皇に神器を伝えて、南朝の不和は和解した....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
鋭利可断※。蓋臣皆熊羆。武夫尽好仇。神州誰君臨。万古仰天皇。皇風洽六合。オオッ!
明徳……(遠くの山中で人の叫び声らしきもの別々に二ヶ所で起り消える。今井はそれに....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
から四年の後に尊氏も死んだ。その後にも南北朝の争いは一日も絶えなかったが、北朝の
明徳三年に南北朝の和議がはじめて整った。これで元弘建武以来六十余年の兵乱もようや....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
鋭利可断※。蓋臣皆熊罷。武夫尽好仇。神州誰君臨。万古仰天皇。皇風洽六合。オオッ!
明徳……(遠くの山中で人の叫び声らしきもの別々に二ヵ所で起り消える。今井はそれに....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
建てれば打捨ってはおけませぬ、擲き殺して狗にくれますこういうように擲き殺して、と
明徳利の横面いきなり打き飛ばせば、砕片は散って皿小鉢|跳り出すやちんからり。馬鹿....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
しいうごきが目に著きはじめている。平家琵琶から分れて咄し家が立ち、『太平記』や『
明徳記』や『大内義弘退治記』(応永記)のような講釈軍記の台本が書かれている。大和....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
に、絵も禅僧余技の墨の生ぶ声があるだけだった。 めずらしい版画の長巻があった。
明徳二年(一三九一年)の紀年で「ゆう通ねんぶつ縁起」の版木本だ。踊り念仏とか、時....