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「明恵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

明恵の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
親鸞」より 著者:三木清
なく、栄西や道元のごときも何らか末法思想をいだいていた。法然上人の反対者であった明恵上人や解脱上人ごときですら末法思想を持っていた。ただ、末法時をいかに見るか、....
法然行伝」より 著者:中里介山
六月二十日に七十二の年で禅林寺のほとりに往生を遂げられた。 栂尾《とがのお》の明恵上人《みょうえしょうにん》(高弁)は摧邪輪《さいじゃりん》三巻を記して撰択集....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
ではなく、やはり非人と云ってよいのかもしれぬ。かの有名なる京都|栂尾高山寺の大徳明恵上人高弁が、自らその著の終わりに「非人高弁」と書いているのは、けだしこの意味....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
金剛定寺経営の状を述べて、「是を金剛定寺御乞食と名づく」とまで書いてある。しかも明恵上人が自ら非人といい、弘法大師が自ら乞食といったからとて、決してこの高僧達の....
融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
非人逸勢といいました。また源頼朝や北条泰時の帰依の厚かった一代の高僧たる、栂尾の明恵上人の如きすら、自ら「非人高弁」と名告っておられたくらいです。『万葉集』で乞....
親鸞聖人について」より 著者:吉川英治
て悩んだのは、親鸞だけではありません。親鸞とまあ同時代といってもよい皇慶高山寺の明恵、また時の慈円僧正にしましても、同じような嘆きを、なにかのなかにもらしており....