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明春
「明春〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
明春の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
本景気に氾濫したニュースと共に、四年間に亙った帝人事件が無罪と決定したこと並に、
明春建国祭を期して一大国民運動をおこして特に国体明徴、日本精神の昂揚、個人主義、....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
はこれを知って、日記『玉葉』に言語の及ぶ所にあらずと記し、また日本国の有無ただ今
明春にあるかといっている。兼実はその翌年摂政になるのだが、その兼実にしてこの嘆き....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
中を訪問して、貴眉に接しないことはこちらも同様に遺憾としているところであるから、
明春の一月か二月中には必ず再度の訪れを固くお約束しておこう。――勿論、そちらも御....
「三国志」より 著者:吉川英治
送りだした後も、曹操は何となく、安からぬものを抱いていた。 管輅の予言に。――
明春早々、都のうちに、火の災いあらん――とあるそのことだった。 「都というからに....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
書きには、 「公には、むずかしい儀だが、先帝以下、一味の皇子公卿ばらの御処分も、
明春早々には、勅裁を仰ぐにいたろう。わけて厳寒のことでもあれば、内々の情として、....