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「明治神宮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

明治神宮の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人間失格」より 著者:太宰治
ちょいちょい学校を休んで、さりとて東京見物などをする気も起らず(自分はとうとう、明治神宮も、楠正成《くすのきまさしげ》の銅像も、泉岳寺の四十七士の墓も見ずに終り....
M侯爵と写真師」より 著者:菊池寛
っていました。M侯爵も、公人としては花形の方ですから、やれ支那を視察に行くとか、明治神宮の地鎮式に祝詞を読んだとか、相撲を見物しているところなどといって、たびた....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
とである。日本に於ける天才の一人である大橋為次郎翁は、皇紀二千六百年記念として、明治神宮の近くに発明神社を建て、東西古今を通じて、卓抜な発明によって人類の生活に....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
御所の建物にも損傷あり、まもなく消し止めた。両陛下と皇太后陛下は御無事とのこと。明治神宮は本殿と拝殿とが炎上した。鈴木首相の放送に「敵は計画的にこの暴挙をなした....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
論野球だけではない。少なくとも二十二種類のスポーツがそうなのである。というのは、明治神宮体育会による第八回大会(一九三三年)には、二十二種のスポーツが競演された....
藤棚の陰から」より 著者:寺田寅彦
一 若葉のかおるある日の午後、子供らと明治神宮外苑をドライヴしていた。ナンジャモンジャの木はどこだろうという話が出た。....
社会時評」より 著者:戸坂潤
東京付近だけで一万六千人の署名がある。減刑歎願書一万人署名が完了した際などには、明治神宮や靖国神社へ行って祝詞を奏したり被告の武運長久の祈願をこめたりしている。....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
りあるように存じます。一つはすぐれた人霊を御祭神としたもので、橿原神宮、香椎宮、明治神宮などがそれでございます。又他の一つは活神様を御祭神と致したもので、出雲の....
風俗時評」より 著者:豊島与志雄
A 神社参拝は、良俗の一つとなっている。明治神宮や靖国神社など、国家的な国民的な神社へ、祈誓のために参拝することは別とし....
天皇陛下にさゝぐる言葉」より 著者:坂口安吾
東京は焼け野原となった。その工場を、住宅を、たてる資材も労力もないというときに、明治神宮が焼ける、一週間後にはもう、新しい神殿が造られたという、兵器をつくる工場....
邪教問答」より 著者:坂口安吾
く甲乙のないことをやっていたのである。 何百人の人々が一夜に家を失ったときも、明治神宮の拝殿だけは一週間ぐらいで再建する、国民共は米も魚も拝んだことがないのに....
生前身後の事」より 著者:中里介山
在地も現在のは全部取りこわし或いは移転してもし小さくとも保存するならば東京附近、明治神宮あたりの地があらば幸、従来の地はそのままにして木を植えて置くこと。 ....
大橋須磨子」より 著者:長谷川時雨
朝雨にあらわれたあとの、すがすがしい空には、パチパチと弾《はじ》ける音がして、明治神宮奉祝の花火があがっている。小禽《ことり》が枝から飛立つ羽《は》ぶきに、ふ....
だいこん」より 著者:久生十蘭
いられた大おばあさまは、五月二十五日の空襲の夜、参宮道路の真中にキチンと坐って、明治神宮のほうへお辞儀をしたままの恰好で焼け死んでいられた。 そういう家に生れ....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
一人その姿を見たものがない。 ただある夜おそく、武田大佐と清少年が、代々木なる明治神宮の大鳥居をくぐったことを、神苑《しんえん》の森に棲《す》む梟《ふくろう》....