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「明石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

明石の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
部、北部、尼ケ崎へ 神戸東部、芦屋 B29、三百機 6/9 尼ケ崎、明石 B29、百三十機 朝 6/10 日立、千葉、立川 B29、三百機 P51....
海底都市」より 著者:海野十三
いですよ」 「なるほど、そういわれると、そのはずだねえ。しかし……」 「しかしも明石《あかし》もありませんよ。原子力エンジンが使えるおかげで全世界いたるところに....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
川上機関大尉の酒壜 わが練習艦隊須磨、明石の二艦は、欧州訪問の旅をおえて、いまやその帰航の途にあった。 印度を出て、....
棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
って喚いていた。丸髷の根がくずれて、見るもあさましい形になってはいたが、真新しい明石縮の粋な単衣を着た下町風の女房だった。しかし見たところ、別に身体の異状はない....
第二菎蒻本」より 著者:泉鏡花
。 ――去年の夏、たしか八月の末と思う、―― その事のあった時、お染は白地|明石に藍で子持縞の羅を着ていたから、場所と云い、境遇も、年増の身で、小さな芸妓屋....
縷紅新草」より 著者:泉鏡花
かやつり草に宿をかり、 人目しのぶと思えども、 羽はうすものかくされぬ、 すきや明石に緋ぢりめん、 肌のしろさも浅ましや、 白い絹地の赤蜻蛉。 雪にもみじとあざ....
悪獣篇」より 著者:泉鏡花
帆は早や渚を彼方に、上からは平であったが、胸より高く踞まる、海の中なる巌かげを、明石の浦の朝霧に島がくれ行く風情にして。 かえって別なる船一|艘、ものかげに隠....
露肆」より 著者:泉鏡花
に入る。 「や、こいつア洒落てら。」 と往来が讃めて行く。 黒い毛氈の上に、明石、珊瑚、トンボの青玉が、こつこつと寂びた色で、古い物語を偲ばすもあれば、青毛....
星女郎」より 著者:泉鏡花
かくある我も、ために尠からず驚かされた。 おお、それだと、たとい須磨に居ても、明石に居ても、姫御前は目をまわそう。 三造は心着いて、夕露の玉を鏤めた女の寝姿....
好きな髷のことなど」より 著者:上村松園
治三十年前後にかけて揚巻が流行りました。先年|鏑木清方さんが帝展に出された「築地明石町」の婦人が結ってたのがそれですが、今でもあいさにあれを結った人を見受けるこ....
三枚続」より 著者:泉鏡花
ばかりぶるぶると顫えて突立ったが、愛吉は血だらけになっていたのである。 築地|明石町に山の井|光起といって、府下第一流の国手がある、年紀はまだ壮いけれども、医....
式部小路」より 著者:泉鏡花
、容貌、風采、就いて看らるべし。…… 第二回の半ばに出でたり。 この処築地|明石町、明石病院の病室である。 探訪員は天窓をさした、その指を、膝なる例の帽子....
迷信解」より 著者:井上円了
新発明のマジナイである。御札、御守りにもこれに類する滑稽が多い。その一例は、播州明石町に人丸神社ありて、火よけと安産との守り札を出だすとのことじゃが、この二者も....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
たものであろう。が、露西亜の革命党員を相棒に何をするつもりであったろう。二葉亭は明石中佐や花田中佐の日露戦役当時の在外運動を頻りに面白がっていたから、あるいはソ....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
るまでは帰らんぞ』。私の心は武者ぶるいするほど希望にふくらんでいた。だが淡路島や明石を過ぎて兵庫の棧橋につくと、まず港に林立する帆柱の数にどぎもを抜かれた。港に....