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「明観〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

明観の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
茶の本」より 著者:岡倉覚三
那(二四)のインド否定論に似ており、また他方においては商羯羅阿闍梨の組み立てた無明観(二六)に似たところがあるように思われる。今日われらの知っているとおりの禅の....
旅愁」より 著者:横光利一
と主張した。しかし、素人玄人に拘らず、京都研究をふかめる量につれて、そのものの文明観の質も変化していくものだという、一般研究家の言を矢代も疑わなかったので、食卓....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
観や主観を考えている。日本人の文明思潮は全然外国とちがうのである。 日本人の文明観では、自我意識が常にエゴの背後に隠れている。なぜなら真の絶対自我は、非我と対....
技術の哲学」より 著者:戸坂潤
les Sciences を見よ)。 実際には併し、このような非合理主義的発明観乃至発見説と無関係に、一切の発明や発見は社会的必要に逼られて、必然的に発生し....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
は一応勝手に可能なのであって、所謂反技術主義という国際的に起こりつつある一つの文明観があると共に、之へ直接連関して唯物論の打倒、反唯物論、の主義も亦観念的には常....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
世間並みの風俗思想には堪えられません、それだからといって、わたくしの見た欧羅巴文明観が間違っているとは言えますまい、そもそも、欧羅巴が今日のように堕落したのは…....