星野温泉[語句情報] » 星野温泉

「星野温泉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

星野温泉の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
柿の種」より 著者:寺田寅彦
属し補充するだけの役目をしているようである。(昭和九年六月、渋柿) 一年ぶりに星野温泉に来て去年と同じ家に落ち付いてみると、去年の夏と今年の夏との間に一年もた....
軽井沢」より 著者:寺田寅彦
るということを教えられたに相違ない。うぐいすの声がきらいな人などありようはない。星野温泉の宿の池に毎朝|水鶏が来て鳴く。こぶし大の石ころを一秒に三四ぐらいのテン....
あひると猿」より 著者:寺田寅彦
去年の夏|信州沓掛駅に近い湯川の上流に沿うた谷あいの星野温泉に前後二回合わせて二週間ばかりを全く日常生活の煩いから免れて閑静に暮らし....
疑問と空想」より 著者:寺田寅彦
一 ほととぎすの鳴き声 信州沓掛駅近くの星野温泉に七月中旬から下旬へかけて滞在していた間に毎日うるさいほどほととぎすの声....
三斜晶系」より 著者:寺田寅彦
象を記録したつもりである。 二 とんぼ 八月初旬のある日の夕方|信州星野温泉のうしろの丘に散点する別荘地を散歩していた。とんぼが一匹飛んで来て自分の....
小浅間」より 著者:寺田寅彦
。われわれのおりたころにはたぶん頂上近くまで登っていたことであろう。 その夜|星野温泉へ帰って戸外へ出て空を仰いだら久しぶりで天頂に星がきらきら輝いているのが....
小爆発二件」より 著者:寺田寅彦
低く首をたれて歩いているように見えた。避暑客の往来も全く絶えているようであった。星野温泉へ着いて見ると地面はもう相当色が変わるくらい灰が降り積もっている。草原の....
地図をながめて」より 著者:寺田寅彦
得ようとしたら、おそらく一生を放浪の旅に消耗しなければなるまい。 この夏|信州星野温泉から小瀬温泉まで散歩したとき途中で道の別れるところに一人若い男が休んでい....
浅間山麓より」より 著者:寺田寅彦
たった時の心持は、一駅前の軽井沢とは全く別である。物々しさの代りに心安さがある。星野温泉行のバスが、千ヶ滝道から右に切れると、どこともなくぷんと強い松の匂いがす....
食慾」より 著者:豊島与志雄
グリーン・ホテルへ屡々行き、軽井沢の方へ幾度も出かけました。また、附近の別荘は、星野温泉を中心にして、一区劃をなしていましたので、音楽会、絵画展覧会、子供のため....