春の夜の夢[語句情報] » 春の夜の夢

「春の夜の夢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

春の夜の夢の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旧主人」より 著者:島崎藤村
鶯も鳴くかと思われる程。猫まで浮れて出て行きました。私は次の間に退《さが》って、春の夜の夢のような恋の御物語に聞惚れて、唐紙の隙間《すきま》から覗《のぞ》きます....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
り。 看昨、客庭秋已酣。 (花見の時節に故国を去り、五月には豪州の南部に至った。春の夜の夢は昨日のように思いおこされるが、いま旅宿の庭は秋もたけなわである。) ....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
かぬ色香も昔にておなじかたみの春の夜の月 風かよふ寝ざめの袖の花の香にかをる枕の春の夜の夢 雨そそぐ花たちばたに風すぎて山時鳥くもに鳴くなり たれかまた花橘に思....