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「春日局〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

春日局の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
武州喜多院」より 著者:中里介山
院へ寄付されたということで、それから今須弥壇になっている一間を通してあちらの間は春日局がお産の祷りをした間であると伝えられ、それからまた国松方の間者として入り込....
二人町奴」より 著者:国枝史郎
差し洵に立派な風采であった。 そうして彼は名門でもあった。その実姉に至っては、春日局に引き立てられ、四代将軍綱吉の乳母、それになった矢島局であり、そういう縁故....
増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
れを正嗣にすべきやについて当時徳川家の近親と重臣とは二派に分かれて大いに争った。春日局は家光を擁し、これを午前中の出生なりと主張して駿府へ乗り込み家康に迫って勝....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
芸の柔かみ――山中平九郎――最後の「弁天小僧」――老年の悲哀 団十郎の死 再演の春日局――家橘の改名――大森の一夜――歌舞伎凋落――団菊の歿後 日露戦争前後 左....
亡びゆく花」より 著者:岡本綺堂
後もだんだんに削り去られて、今は殆ど跡方もないようになってしまった。 からたちや春日局の寺の咲く わたしは昔、こんな句を作ったことがあるが、そのからたち寺も名....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
。菊五郎の鬼女、左団次の綱、いずれも好評。 ○六月、歌舞伎座にて福地桜痴居士作「春日局」を初演。団十郎の春日局、好評。 ○六月、川上音二郎、藤沢浅二郎の書生芝居....