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春狂言
「春狂言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
春狂言の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「押絵の奇蹟」より 著者:夢野久作
、スッカリ気に入るまでには小《こ》一年もかかりまして、僕が生れると間もない翌年の
春狂言にやっと間に合った位だそうです。その前に父は二度ばかりどこか(多分関西でし....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
美しく飾るのが習いで、一枚絵もある、二枚つづきもある、三枚つづきもある。各劇場の
春狂言が早くきまっている時には、先廻りをして三枚つづきの似顔絵を出すこともある。....
「藤十郎の恋」より 著者:菊池寛
太夫座の木戸よりも、半左衛門座の木戸の方へと、より沢山の群衆が、流れ始めていた。
春狂言の期日が尽きると、万太夫座は直ぐ千秋楽になったにも拘らず、半左衛門座は尚打....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
式亭三馬の「客者評判記」のうちに、襟巻をした町人らしい人物が炬燵を前にして、
春狂言の番附を見ている挿画がある。その画面をここで詳しく説明することは出来ないが....