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「春祭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

春祭の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
おじいさんのランプ」より 著者:新美南吉
》くようになるものである。 菜の花ばたの、あたたかい月夜であった。どこかの村で春祭の支度《したく》に打つ太鼓がとほとほと聞えて来た。 巳之助は道を通ってゆか....
水の女」より 著者:折口信夫
ものと考えた。だから、田の稲虫とともに村人に来る疫病は、逐わるべきものとなった。春祭りの「春田打ち」の繰り返しのような行事が、だんだん疫神送りのような形になった....
村芝居」より 著者:井上紅梅
を催すか、ということについて一向|無頓著であったが、今考えてみると、あれはたぶん春祭で里神楽(社戯)であったのだ。 とにかくわたしの十一二歳のこの一年のその日....
けしの圃」より 著者:小川未明
いているところもありました。また、青葉の間から旗が見えて、太鼓の音などが聞こえて春祭りのある村もありました。またあるところでは、同じ街道を曲馬師の一|隊が、ぞろ....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
われていて、それだけは少なくとも仏誕生会とは無関係である。山を背後にした麓の里の春祭で、四月八日を定日とし、今は月送りの五月八日を用いるものが、数えきれぬほども....