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春立つ
「春立つ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
春立つの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
る。 巻第十 ○ ひさかたの天の香具山このゆふべ霞たなびく
春立つらしも 〔巻十・一八一二〕 柿本人麿歌集 春雑歌、人麿歌集所出である。こ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ようでなつかしみのある眺めです。こんなに愛嬌のない東京の冬の終りにさえ、こんな「
春立つけさ」の感じがあるのですもの、永い冬ごもりの雪国で春めくうれしさはどうでし....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
は頭を掻いて、 「じゃあこの歌はどうだ。鹿のごとやさしく君が踏む路の草のあいより
春立つらんか」 「万葉でしょう」 「おどろいた。僕の歌だよ」 「あなたの歌? う....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
つかしき大入り客止めの寄席の春が、再びそこに開花しよう、展開されよう、その念願の
春立つ日まで、苦しんで苦しんで苦しみ抜いて、きっと私は勝ち抜いてやろう。 いま....