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「春鶯囀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

春鶯囀の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
ものの数種を挙げるならば、 坪内逍遥訳、リットン「開巻悲憤概世士伝」、関直彦「春鶯囀《しゅんおうてん》」、井上勤訳、ジュール・ベルヌ「佳人の血涙」、モア「良政....
源氏物語」より 著者:紫式部
すぐれた人たちが選ばれていた。春の永日《ながび》がようやく入り日の刻になるころ、春鶯囀《しゅんおうてん》の舞がおもしろく舞われた。源氏の紅葉賀《もみじのが》の青....
源氏物語」より 著者:紫式部
しい道を進まないでも自分の才分を発揮させる道はあるであろうがと恨めしく思った。「春鶯囀《しゅんおうてん》」が舞われている時、昔の桜花の宴の日のことを院の帝はお思....
錦木」より 著者:宮本百合子
に光君の心もかるくうれしさにおののいて居る。夢のように、いつの間にか今日の名残の春鶯囀も終って、各々の前には料紙、硯石箱が置かれた、題は「花の宴」 頭を深くた....
雑記(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
りにちがっているので不思議な気がするのであった。 始めに管絃の演奏があった。「春鶯囀」という大曲の一部だという「入破」、次が「胡飲酒」、三番目が朗詠の一つだと....
美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
る。 その宗輔は、堀川帝の朝に仕え「管絃譜」の著者としても聞えていたし、また「春鶯囀の中将」という別名もあったほどだから、音楽家としてもよほどな人であったろう....