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昨朝
「昨朝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
昨朝の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
拠にはなりません」森「所が秀子は叔父上の室へ出入りを止められて居るにも拘わらず、
昨朝も病気見舞に托して叔父上の傍に行き今度は盃へ水を注いで呑ませましたが、其の水....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
法水さん、下らん妖言浮説は止めにしてもらいましょう。貴方が云われる津多子夫人は、
昨朝早々にこの館を去ったのですじゃ。だいたい、どこに隠れていると云われるのです。....
「無惨」より 著者:黒岩涙香
稀なり書さえも身の毛|逆立つ翌六日府下の各新聞紙皆左の如く記したり ◎無惨の死骸
昨朝六時頃築地三丁目の川中にて発見したる年の頃三十四五歳と見受けらるゝ男の死骸は....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
それから連判の陳情書を東京府庁へ出すとて余にも村民の一人として賛成を求めて来た。
昨朝の事である。
下
今日余は女児と三疋の犬とを連れて、柿を....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
魔に来たようだな。はッはッ」 「ばかな。――君それから宅に行ってくれたかね」 「
昨朝ちょっと寄って来た。叔母様も元気でいなさる。が、もう君たちが帰りそうなものだ....
「古き小画」より 著者:宮本百合子
険的な機会に曝してはという考えで制せられた。 仕度を調えて出て見ると、陣中に、
昨朝とはまた違う一種の生気が漲っていた。兵等は、彼を認めると、勢のよい、砕けた丁....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
郎が築地橋の側の処にて漁上げたのは大鯔にて直ぐに寿美屋の料理番が七十五銭に買求め
昨朝庖丁した処腹の中から○之助様ふでよりと記した上封じが出たといふがモウ一字知れ....
「二科展院展急行瞥見」より 著者:寺田寅彦
来して、それが晴れ上がってからあの大地震が来た。今日の天候によく似ている。しかし
昨朝八丈島沖に相当な深層地震があったのでそれで帳消しになったのかもしれない。あの....
「有喜世新聞の話」より 著者:岡本綺堂
郎が築地橋の側の処にて漁上げたのは大鯔にて直ぐに寿美屋の料理番が七十五銭に買求め
昨朝庖丁した処腹の中から○之助様ふでよりと記した上封じが出たといふがモウ一字知れ....
「魔都」より 著者:久生十蘭
ツェルンの一味なる鶴見組の仕業だという疑念を捨てることが出来なかった。
すでに
昨朝八時ごろ、日比谷公園の「歌う鶴の噴水の会」場で、鶴見組の一派、武州小金井に繩....
「つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
ら、一同奔命に疲れた形で、青息吐息、ほとほと困《こう》じ果てていたところへ――。
昨朝、内部へ放ってある信ずべき密偵からの告知《しらせ》。 本所割り下水、もと御....
「日蔭の街」より 著者:松本泰
ゃいました」婆さんは階段の下で、またガスケル氏の言葉を伝えた。 「裏の庭木戸が、
昨朝も今朝も開いていたようですが、差支えないのですか」いくらか気掛りだったので次....
「黄昏の告白」より 著者:浜尾四郎
○酒井蓉子殺し犯人は強盗前科四犯の兇漢と判明 ――大川氏の行為は正当防衛――
昨朝文士大川竜太郎氏方に兇漢侵入し大惨劇を演じたことは既報の通りであるが、兇漢の....
「旅客機事件」より 著者:大庭武年
僕には分らぬ事を言っている」 かわるとそれは斯うだった。――「御通知によって、
昨朝飛翔したアブロ練習機を精査してみると、車輪軸に打たれている鋲が一個はずれてい....
「熟語本位英和中辞典」より 著者:斎藤秀三郎
)昨夜。 Yes'ter-day(ユェスタ~ディ)【名】昨日。(morning)
昨朝。The day before yesterday. 一昨日。It is b....