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是を以て
「是を以て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
是を以ての前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
無く祠無くして泯然として滅せんや。 節に死し族を夷せらるゝの事、もと悲壮なり。
是を以て後の正学先生の墓を過ぎる者、愴然として感じ、※然として泣かざる能わず。乃....
「牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
蓋し聞く、大禹鼎を鋳て、神姦鬼秘、その形を逃るるを得るなく、温※を興し薜をなす。
是を以て九天邪を斬るの使を設け、十地悪を罰するの司を列ね、魑魅魍魎をして以てその....
「白い下地」より 著者:泉鏡花
に調和するに然までの困難は感ぜぬ。緋縮緬に至っては然にあらざることは前に述べた。
是を以て見るに、或る意味から之をいえば、純なる色を発揮せしむることは困難といい得....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
る事飛禽の如く、草を行く事走獣の如し。恩を承けては則ち忘れ、怨を見ては必ず報ゆ。
是を以て箭を頭髻に蔵め、刀を衣中に佩き、或は党類を集めて辺界を犯し、或は農桑を伺....
「牡丹灯籠 牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
した。道人はこれを見て判決をくだした。 す。禍を降し妖をなし、災を興し薜をなす。
是を以て九天邪を斬るの使を設け、十|地悪を罰するの司を列ね、魑魅魍魎をして以て其....