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是生滅法
「是生滅法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
是生滅法の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
うらみが数々ござる。初夜の鐘をつく時は、諸行無常と響くなり。後夜の鐘をつく時は、
是生滅法と響くなり。晨朝は生滅滅已、入相は寂滅為楽と響くなり。聞いて驚く人もなし....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
と云う慣例の挨拶を交わして、其の群に入る。一本の旗には「諸行無常」、一本には「
是生滅法」、一本には「皆滅々己」、今一本には何とか書いてある。其上にはいずれも梵....
「失敗園」より 著者:太宰治
ら、いや、敗軍の将、愚痴は申さぬ。我輩はこう寝るぞ。」 花の咲かぬ矢車草。 「
是生滅法。盛者必衰。いっそ、化けて出ようか知ら。」....
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
し、生きた心地も無くただ歩きに歩いて蹌踉とたどりついたところは其の名も盛者必衰、
是生滅法の鐘が崎、この鐘が崎の山添の野をわけて次郎右衛門のほのかな知合いの家をた....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
捧げて、立ちつ、居つ、おどっているのを弁信が、見えぬ眼でまざまざと見ました。 「
是生滅法《ぜしょうめっぽう》、生滅滅已《しょうめつめつい》」 と弁信は合掌してか....