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是等
「是等〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
是等の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
i の夢
宇宙の大は無限である。が、宇宙を造るものは六十幾つかの元素である。
是等《これら》の元素の結合は如何に多数を極めたとしても、畢竟《ひっきょう》有限を....
「聖書の読方」より 著者:内村鑑三
である(黙示録七章九節以下を見よ)。 如斯くに来世を背景として読みて主イエスの
是等の言辞に深き貴き意味が露われて来るのである、主は我等が明日あるを知るが如くに....
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
事より少し離れたる所に、卓子に向い何事をか書認めつゝ有るは確に判事の書記生なり、
是等の人々何が為に此室にきたりたるぞ、余は怪むひまも無く床の真中に血に塗れたる死....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
建てたなりに、丁度一本の棟木のように真黒けにソックリ其儘原形を残して焼けていた。
是等の美術書の大部分は巴黎の「リブレール・ド・ボザール」や「デューシエ」や独逸の....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
解する事は出来ない。罪悪、苦悩は人間の精神的向上の要件である。されば真の宗教家は
是等のものに於て神の矛盾を見ずして却つて深き恩寵を感ずるのである。(善の研究――....
「久保田万太郎氏」より 著者:芥川竜之介
すものと云うべし。久保田君の主人公は常に道徳的薄明りに住する閭巷無名の男女なり。
是等の男女はチエホフの作中にも屡その面を現せども、チエホフの主人公は我等読者を哄....
「恒藤恭氏」より 著者:芥川竜之介
りき。当時僕等のクラスには、久米正雄の如き或は菊池寛の如き、天縦の材少なからず、
是等の豪傑は恒藤と違い、酒を飲んだりストオムをやったり、天馬の空を行くが如き、或....
「二・二六事件に就て」より 著者:河合栄治郎
。浜口|雄幸、井上準之助、犬養毅等数年来暴力の犠牲となった政治家は少なくないが、
是等の人々が仆れたる時は、まだ反対思想が何であるかが明白ではなかった、従ってその....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
に疑いもなき事実である。が、蒙古人即ち※となったとも云い得べき相当の根拠が有る。
是等の理由に因て、吉岡忠一は※を以て蒙古人の子孫と認めた。此以上の考證は、他の識者を待つのである。....
「芸術は生動す」より 著者:小川未明
しまた其れに対して、好悪をも感ずるのであります。 芸術家として偉大なる所以は、
是等の人間性の強さと深さとの問題であります。言い換えれば人間愛に対してどれ程まで....
「若き姿の文芸」より 著者:小川未明
得意の観察から入り、深く人生に触れんとする努力から斯く異った態度を示すのである。
是等の異った作家が各々異った意義と形の上で異った印象を人に与うるのに異論がない。....
「忘れられたる感情」より 著者:小川未明
たびに、私は、其等の言葉によって現わされた思想について考えさせられる。さながら、
是等の言葉は、全く生れながらに頭の違った人間が此の地球の上に幾何となく住んでいる....
「何を作品に求むべきか」より 著者:小川未明
ど、目的は、その事実、もしくは事件の筋を語るのでは決してないだろう。 要するに
是等の実例を挙げて、そのいかにして、よってかくの如き結果を生ずるか、批評の鋭いも....
「正に芸術の試煉期」より 著者:小川未明
考えるからである。 尚お、他方には思想の性質上表現の自由を有しないものがある。
是等のことは、人間生活を思念することから、即ち、社会のために民衆のために、我等理....
「童話の詩的価値」より 著者:小川未明
不正直で、善くない者が、何うして何等の罰もなく楽に暮らしていられるのだろうか?」
是等は、単純な子供の見て怪しむところ、頭の中に疑いを抱くところであると共に、また....