是非に及ばず[語句情報] » 是非に及ばず

「是非に及ばず〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

是非に及ばずの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
姉川合戦」より 著者:菊池寛
ことになるから、義理にでもいいから誰かを使ってくれと、ひたすら勧めたので、然らば是非に及ばず、稲葉伊予守貞通(通朝、良通などとも云う)をかしてくれと云った。織田....
運命」より 著者:幸田露伴
われたり。信が母疑いて、何事のあればにや、汝の深憂太息することよ、と詰り問う。信是非に及ばず、事の始末を告ぐれば、母|大に驚いて曰く、不可なり、汝が父の興、毎に....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
げ奉る段、しかと誓いました。すなわち、彼が望みの宝をお遣しになりましたに因って、是非に及ばず、誓言の通り、娘を波に沈めましたのでござります。されば、お送り遊ばさ....