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昼三
「昼三〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
昼三の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
、勧めろ。 鯉七 忘れたか、鐘がここにある。……御先祖以来、人間との堅い約束、夜
昼三度、打つ鐘を、彼奴等が忘れぬ中は、村は滅びぬ天地の誓盟。姫様にも随意にならぬ....
「細木香以」より 著者:森鴎外
、旧に依って稲本に通っていた。相方は小稲であった。然るにこの頃同じ家に花鳥と云う
昼三がいた。花鳥は恐るべき経歴を有していた。ある時は人の囲いものとなっていて情夫....
「源氏物語」より 著者:紫式部
かもしれぬ場合であるから、祝儀のことに出るのは遠慮をすると辞退してきた。中将も夜
昼三条の宮へ行って付ききりのようにして御|介抱をしていて、何の余裕も心にないふう....
「もう軍備はいらない」より 著者:坂口安吾
うな虚脱の日々があるだけのことだった。 焼夷ダンに追いまくられたのは、夜三度、
昼三度。昼のうち二度は焼け残りの隣りの区のバクゲキを見物に行って、第二波にこッち....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
て「入船帳」。紙帳も蚊帳もありますか、煎餅蒲団を二人で引張りながら、むかし雲助の
昼三話。――学資を十分に取って、吉原で派手をした、またそれがための没落ですが、従....