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「時中〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

時中の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
林以前においてはユトランドの夏は昼は非常に暑くして、夜はときに霜を見ました。四六時中に熱帯の暑気と初冬の霜を見ることでありますれば、植生は堪《たま》ったものであ....
顔の美について」より 著者:伊丹万作
間に皺を寄せて、顔中の筋肉を緊張させてあたかも喧嘩腰にならねばならぬ。しかし二六時中そんな顔ばかりをして暮せるものではない。 おそらくひとりでぼんやりしている....
白蛇の死」より 著者:海野十三
捜索主任は直ぐに受話器を取ったが、突然サッと顔色を変えた。そして国太郎の訊問を一時中止すると、二三の部下は何事か囁いて、あたふたと一緒に自動車へ飛び乗った。 ....
地球盗難」より 著者:海野十三
入ることを広く告げられた。 「われわれ地球に棲息する人類は、骨肉|相食む闘争を即時中止し、全人類一致団結して、やがて侵入して来ようとするウラゴーゴルに対する戦闘....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
当かかるかもしれん。あまり日数がかかることは困る。こんどの探検は、残念だけれど一時中止として、地球へ引返すことにしたらどうでしょう」 隊長は、この二つの案を聞....
超人間X号」より 著者:海野十三
ぜつ》してしまった。 「ははは、弱いやつだ」 X号は笑って、脳波受信の実験を一時中止することにした。 しかしさしあたり、彼が知りたいと思っていたことは、知る....
のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
、金博士は宇宙線を極度に避けて生活していられるのです。あの宇宙線なるものは、二六時中、どんな人間の身体でも、刺し貫いているので……」 話の途中に、エレベーター....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
敵機に、この飛行島の梁一本でも壊されてたまるものか。命令じゃ。電灯線への送電を即時中止せい」 「ははっ、――」 一言もなかった。担任士官は、すごすごと少将の前....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
茶花がちらりと上へかくれた。 十四 しかり、文金のお嬢さんは、当時中洲辺に住居した、月村京子、雅名を一雪といって、実は小石川台町なる、上杉先生の....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
遊びに出掛けたはおろか、在宿して団欒の歓楽に興じた記事もまた見えない。馬琴は二六時中、操觚に没頭するか読書に耽るかして殆んど机に向かったぎりで家人と世間咄一つせ....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
策の行き過ぎ是正と称して、わが国民主化に最も必要なる諸制度を廃棄して、戦前及び戦時中の諸制度に還えさんとして、反動逆コースの政治を行わんとしております。われらは....
魔性の女」より 著者:大倉燁子
て、僕一人で思っていることを盗み知ろうとする者があっては堪ったものではない。四六時中休息なしに公衆の眼の前で踊らされている者より辛い。僕は気狂いになりそうだよ。....
和製椿姫」より 著者:大倉燁子
と云った。その侍女も古風な洋服を着て、取りすましていた。 「この部屋の中では二六時中椿姫の劇が演じられています。僕も一役をかっているんですが――」と真面目臭って....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
から棺おけまで。もっとも段ボールのゆりかごはまだ作ったことはないが、棺おけなら戦時中にやったこともあり、戦後も一昨年(三十三年)、ある坊さんの生き葬式用に作って....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
容易な事でなかった。 ナポレオン着任当時、マッセナはゼノバに於ける(ゼノバは当時中立で海岸道不良のため同地は仏軍の補給に重要な位置を占めていた)外交を後援する....