時様[語句情報] » 時様

「時様〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

時様の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
だった処から、巳の日様。――しかし弁財天の御縁日だというので、やがて、皆が(巳の時様)。――巳の時様、とそう云っているのでございます。朝に晩に、聞いて存じながら....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ょうか、もう過ぎましたろうか、それともその辺は違うかしら。わたしたちの生活図譜も時様々ところ様々にくりひろげられて、風景の多様さから云ってもなかなか大したものね....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
朝日。 帝と殿上人等とあり。ファウスト、メフィストフェレス上品にして目立たざる時様の粧をなし、二人皆|跪けり。 ファウスト そんならあの率爾な火の戯....
私本太平記」より 著者:吉川英治
あることを。――で、姿を見るや座を退がって、心からな両手をついた。 「これは、守時様でおわせられますか。足利の部屋住み、又太郎高氏にござりまする」 「おう、お待....
私本太平記」より 著者:吉川英治
前が交じっており、なんとそれが、だんだん問いただしてみると、鎌倉の現執権、北条守時様の義弟、足利又太郎高氏どのの御縁者だというので、きもをつぶし、俄に、礼を厚う....