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晞
「晞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
晞の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「薤露行」より 著者:夏目漱石
》める様は、谷間の姫《ひめ》百合《ゆり》に朝日影さして、しげき露の痕《あと》なく
晞《かわ》けるが如し。 「あすの勝負に用なき盾を、逢うまでの形身《かたみ》と残す....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
外に滅す道は無い。我儕は世を渡りて往々此種の草に出会う。
草を苅るには、朝露の
晞かぬ間。露にそぼぬれた寝ざめの草は、鎌の刃を迎えてさく/\切れて行く。一挙に草....
「弟子」より 著者:中島敦
に和して唱《うた》う。 湛々《タンタン》タル露《ツユ》アリ 陽《ヒ》ニ非ザレバ
晞《ヒ》ズ 厭々《エンエン》トシテ夜飲ス 酔ハズンバ帰ルコトナシ 明らかに貧....