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晨朝
「晨朝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
晨朝の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「姉川合戦」より 著者:菊池寛
人馬ともに力疲れて気衰ふべければ、明暁野村三田村へ陣替ありて一息つぎ、二十八日の
晨朝に信長の本陣へ不意に切掛り、急に是を攻めれば敵は思ひよらずして周章すべし、味....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
初夜の鐘をつく時は、諸行無常と響くなり。後夜の鐘をつく時は、是生滅法と響くなり。
晨朝は生滅滅已、入相は寂滅為楽と響くなり。聞いて驚く人もなし。われも後生の雲はれ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
悟り、愚劣と知りながら、その無制限の競争をつづけている。 ある時のこと、毎日|
晨朝諸々《じんちょうもろもろ》の定《じょう》に入《い》り、六道に遊化《ゆうげ》す....
「死者の書」より 著者:折口信夫
た髄の心までも、唯|彫りつけられたようになって、残っているのである。 万法蔵院の
晨朝の鐘だ。夜の曙色に、一度|騒立った物々の胸をおちつかせる様に、鳴りわたる鐘の....