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普及版
「普及版〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
普及版の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「伸子」より 著者:宮本百合子
礼ですが待っていて下さるでしょう?」 彼女は書棚を覗いた。そしてオウスティンの
普及版を一冊とり出して伸子にあてがった。 「これでも読んでいて下さい。では一寸御....
「立枯れ」より 著者:豊島与志雄
て貰うよう、その専任の人に頼んでおいたし、なお、或る書肆と、アンリ・ファーブルの
普及版全集の出版契約をして、先ず少年のための読物から次に昆虫記へと、順次に飜訳し....
「博物誌あとがき」より 著者:岸田国士
四十五の項目しかなかった。一九〇四年にフラマリオン社から出たのが、まず当時の決定
普及版と言ってよく、七十項目から成っている。この訳はそれに拠ったものである。ボナ....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
されたについて、私はやはり学生用参考書としての本書の必要を感じ、同じく学生大衆用
普及版を作る目的をもって、改めて全巻に亙って厳密に改訳の筆をとると共に、また戦後....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
図書館その他へ行き、関係資料の蒐集に努めたのです。ついで昭和四年に『鴎外全集』の
普及版が計画せられて、潤三郎は編輯校正に当りましたが、その後も遺文は続々発見せら....