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普請奉行
「普請奉行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
普請奉行の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
え官のものとはいえども、その品を改めるのが例定になっておりました。 山王わきの
普請奉行所には、正副両造営奉行を取りまいて、昼夜を分かたず、評定やら、打ちあわせ....
「海神に祈る」より 著者:田中貢太郎
一
普請奉行の一木権兵衛は、一人の下僚を伴れて普請場を見まわっていた。それは室津港の....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
ほう》七年のことで、忠相は、四十六歳になる。四十六歳の忠相は山田奉行として、また
普請奉行の一年間、それから江戸南町奉行に任官してこの五年のあいだに、あまりに多く....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
旦那の物をせしめたるに相違はあらず。そのもっともいちじるしきものを挙げて言えば、
普請奉行が大工に割前《わりまえ》を促《うなが》し、会計の役人が出入りの町人より付....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
そ役に立つということです。 昔、ある国に非常に倹約な殿様がありました。幕府から
普請奉行を命令ったので、材料の木材を川に流して運び、それを陸へまた引き上げました....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
湖畔の一丘には大体その骨組を完成し、広茫な桑田や畑は、新しい城下町と化していた。
普請奉行は、丹羽長秀、明智光秀などが分担していた。きょうも彼は、すぐ麓の桑実寺か....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
は」 「おめえの親戚に、たしか大岡兵九郎とかいうのがあったなあ。屋敷は牛込だ。小
普請奉行の古手の方だ」 「あります。自分を養家の大岡忠右衛門へ世話いたし、その折....