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普通名詞
「普通名詞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
普通名詞の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「まざあ・ぐうす」より 著者:北原白秋
これは両方が固有名詞でいってるのでそのままでいいが、雨とスペインのごとく、一つが
普通名詞である場合はまったく困ってしまう。で、あるものは「とっぴょくりんのチャア....
「帰去来」より 著者:太宰治
名前を出されるのを、かねがねとてもいやがって居られるので、わざと先輩という失礼な
普通名詞を使用するのである。)先輩は、結婚式も何も忘れてしまっているような様子で....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
口とか、関根とか、関山というような種類のものでなくて、関を守る人という意味の特別
普通名詞であるに相違ない。 してみると、中なる人を関守氏と呼んだ以上は、ここは....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
ませんか。』 『しかし、ムッソリニという名は、古い伊太利名です。「ムッソリニ」は
普通名詞のモスリンから転化したもので、つまり、彼の家は、職業世襲時代に、代々モス....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
集中の傑作の一つだと謂っていいようである。 大体以上の如くであるが、「垂水」を
普通名詞とせずに地名だとする説があり、その地名も摂津豊能郡の垂水、播磨明石郡の垂....
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
「ジーキル博士とハイド氏」は、単に固有名詞としてのみならず、二重性格を意味する
普通名詞としても亦、普く世界中に知られているくらいに、有名な小説である。原作の標....
「愚かな一日」より 著者:豊島与志雄
ましたね。」 瀬川のその笑いに彼は冷たいものを感じた。それから自分を病人という
普通名詞で呼ばれたのに対して、軽い反感が起った。その冷かさや反感はやがて、彼を憂....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
|結東がある。発音は同一でも、部落によって文字を異にしているのである。けだしもと
普通名詞として、この山奥の住民を一般的に呼んだものが、やがて部落名となり、部落を....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
は飛騨の牛蒡種という様な、或る局限的の固有名詞ではなくして、陰陽師や神子と同じく
普通名詞であるところに、その普遍的の名称であった事が知られるので、所謂護法筋と認....
「フランケンシュタイン」より 著者:宍戸儀一
ュタインということばは、「自分の造ったものに逐われて身を亡ぼすもの」という意味の
普通名詞に使われている。この小説のできた動機は、前にも言ったように、俗悪な怪談に....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
に参り、この社に出て式を行ったという。 オコナイというのは古語であるが、これを
普通名詞に今でも用いている処は少ない。私の知る限りでは、壱岐島の続方言集に祈り呪....