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晴れの舞台
「晴れの舞台〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
晴れの舞台の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ころで、それなる牛若と弁慶が五条の橋の会見を実演するという予定でしたから、ここを
晴れの舞台と、弁慶は坊主頭に紅白ないまぜのねじはち巻きをいたし、ご存じの七つ道具....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
どろもあるにちげえねえ。とっとと恐れ入っちまいなよ!」 ひきずり出して、ここを
晴れの舞台と伝六が締めあげようとしたのを、 「荒締めゃ身の毒だ。待ちな、待ちな」....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ことにした。この大坂行きは今までともちがい、各国公使がそれぞれの政府を代表しての
晴れの舞台に臨むという時であった。 どうやら二月半ばの海も凪だ。いよいよ朝早く....
「札幌まで」より 著者:寺田寅彦
悪趣味なものも少ないと思う。そうして、葬儀場は時として高官の人が盛装の胸を反らす
晴れの舞台となり、あるいは淑女の虚栄の暗闘のアレナとなる。今北海の町に来て計らず....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
て本国政府の断乎たる決心を迫った事もあり、予てからこの大破裂の生ずべきを待設けて
晴れの舞台の一役者たるを希望していたから、この国交断絶に際して早まって提調を辞し....
「鷺娘」より 著者:大倉燁子
き出した。 百合子は狂気のようになって、楽屋口から外へ飛び出した。 百合子が
晴れの舞台で鷺娘を踊ると聞いてから、まゆみはすっかり憂鬱になってしまった。 「ど....