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「智者大師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

智者大師の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
うて五戒を授かり、昼夜観音経を念ずると斑虎《ふこ》に導かれ故郷へ還り得たと載す、智者大師の『観世音義疏《かんぜおんぎそ》』に晋の恵達、凶年に甘草《かんぞう》掘る....
寒山拾得」より 著者:森鴎外
は捗らない。途中で午飯を食って、日が西に傾きかかったころ、国清寺の三門に着いた。智者大師の滅後に、隋の煬帝が立てたという寺である。 寺でも主簿のご参詣だという....
連環記」より 著者:幸田露伴
かにして水は玉の如き寂心が魔訶止観を学び承けようとしたのであった。止観は隋の天台智者大師の所説にして門人|灌頂の記したものである。たとい唐の※に響いたのか、其の....
法然行伝」より 著者:中里介山
ること数遍に及び、自宗他宗の書物眼に当てないというものはなかった。 或時天台|智者大師《ちしゃだいし》の本意を探り、円頓一実の戒体《かいたい》に就て、師の慈眼....
宝永噴火」より 著者:岡本かの子
釈を読んでみればさすがに、一々もっともな理由があり、十如是の文によって支那の天台智者大師が天台哲学を組織し、勧持品の文によって日蓮上人のあの超人的な行業が誘発さ....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
祭りをする日だということであります。天台宗のお寺などでは、この日がちょうど天台|智者大師の忌日に当るために、そのつもりで大師講を営んでいますが、他の多くの田舎で....