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暈す
「暈す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
暈すの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
私は後支索にしっかりと縋りついていなければならなかったが、何もかも私や眼の前で眩
暈するほどぐるぐる※っていた。というのは、船足がついている時は私はなかなか船に酔....
「蠱惑」より 著者:豊島与志雄
のががらんとしている。そして堅い石のような私の頭が次第にゆるんでくる。後頭部に眩
暈するような重い痛みがある。骨格のふしぶしが弛んで、ぐたりとくずれそうな気がする....
「子をつれて」より 著者:葛西善蔵
いレッテルの美わしさ! 彼はその刹那に、非常な珍宝にでも接した時のように、軽い眩
暈すら感じたのであった。 彼は手を附けたらば、手の汗でその快よい光りが曇り、す....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
、向うに港を出帆して行く汽船があります。岸で二人の人が見ております。一人の人は船
暈する人ですが、一人の人は船に達者の人であります。そこで船に達者な人が「気持ちよ....