暑気払い[語句情報] » 暑気払い

「暑気払い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

暑気払いの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
間傷貸してやる! 妹の住いはいずれじゃ」 「え! じゃ、あの!……」 「眉間傷に暑気払いさせてやろうわい。小芳とやらの住いはいずれじゃ」 「十五郎、うれしくて声....
新しきシベリアを横切る」より 著者:宮本百合子
タシケントにいた時分始終のんでいました。 あっちじゃいつも青い茶を飲むんです、暑気払いに大変いいんです。 小さいカンの底に少し入っているまんま持って行ったら....
さまよえるユダヤ人の手記より」より 著者:寺田寅彦
っともI君の家は医家であったので、炎天の長途を歩いて来たわれわれ子供たちのために暑気払いの清涼剤を振舞ってくれたのである。後で考えるとあの飲料の匂の主調をなすも....
推理小説について」より 著者:坂口安吾
な時には、推理小説を読むこと、詰碁詰将棋をとくのが何より手ごろだ。そのあげくに、暑気払いのつもりで、私もこの夏、本格推理小説を書きはじめたが、これは趣味からのこ....
小説 円朝」より 著者:正岡容
そのころもう圓朝は代地の小糸のところへ戻って、ひとッ風呂汗を流し、二階の小座敷で暑気払いのなおしをチビリチビリと傾けていた、すぐ自宅に遊んでいる若い者二人を四谷....
食道楽」より 著者:村井弦斎
与えて血液を胃腸へ呼び戻します。そうすると自然機関の働きが強くなるという訳です。暑気払いに焼酎《しょうちゅう》を飲む人がありますが焼酎は強い刺撃性であるからかえ....