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「暖房装置〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

暖房装置の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死までを語る」より 著者:直木三十五
いているのであるが、午前五時十六分前、徹夜である。これで、肺病が治るであろうか。暖房装置がまだ出来て無いので、炭火である。そろそろ空腹であるが、女中二人と、娘一....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
まり寒いから火を焚いて室を暖めたせいじゃないでしょうか」 「……ア……ナルホド。暖房装置か、そいつはウッカリして気が付かずにいた。零下何度じゃ絵筆が凍るからね…....
超人間X号」より 著者:海野十三
られ、家の中は春秋と同じようにらくに仕事や生活ができるように、べんりで能率のいい暖房装置《だんぼうそうち》が建物についていた。 農民たちや炭焼きや猟師《りょう....
めでたき風景」より 著者:小出楢重
、冬は腰がひえてかないまへんという関係やら、家では靴をぬぎ畳の上へ坐する風習と、暖房装置がこたつであったりするために、あまり多く見受けない。しかし、たまたま、驚....
書斎を中心にした家」より 著者:宮本百合子
りますか。出来るなら、簡素なハーフ・ティンバーの平屋にし、冬は家中を暖める丈の、暖房装置が欲しゅうございます。 道路と庭との境は、低い常盤木の生垣とし、芝生の....
脳波操縦士」より 著者:蘭郁二郎
、あらゆる面に、極度に電化されているらしいことがわかった。気温が一定度より降れば暖房装置が働き、昇ればすぐ冷房機が調節する、釦一つで折畳の椅子テーブルが壁から出....
けむりを吐かぬ煙突」より 著者:夢野久作
お茶の水のグリン・アパートに帰り着いた。 このアパートは最新式の設備で、贅沢な暖房装置がある。出入りはむろん自由になっていた。それでも私は細心の注意をして、音....
だいこん」より 著者:久生十蘭
つ念入りに頭の中を検査されたうえ、始末書をとられ、花を抜いて南瓜畑にし、クラブの暖房装置をボイラーとも自発的に憲兵隊へ献納するという留保条件付でようやく放免され....
三月の空の下」より 著者:小川未明
荘な住宅はそびえている。それらの内部には、独立した子供部屋があり、またどの室にも暖房装置は行き届いているであろう。そこに生まれ育った子供と、あの貧しい家に病んで....
」より 著者:中谷宇吉郎
の結晶は銅面に附着したまま落ちないから、かき落して調べた。この実験をした所は冬季暖房装置を止めた室内で、零度乃至三度位の気温の時が実験に便であった。 四 この....