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暦年
「暦年〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
暦年の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
スの観測によって修正を行っていた。 以上述べたことから考えてみると、エジプトの
暦年はある点で我々現在のよりも優れていた。すなわち、毎月一様に三〇日という長さで....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
に絶えて、今は陵を守る役人らの住居となっている。(博異記) 蒋武 唐の宝
暦年中、循州河源に蒋武という男があった。骨格たくましく、豪胆剛勇の生まれで、山中....
「申陽洞記」より 著者:田中貢太郎
元の天
暦年間のことであった。隴西に李生という若い男があった。名は徳逢、年は二十五、剛胆....
「義猴記」より 著者:田中貢太郎
支那の万
暦年中、毘陵に猿曳の乞児があって、日々一|疋の猴を伴れて、街坊に往き、それに技を....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
きされていました。 そういうわけで、身代もだんだんに衰えて来ましたので、元の天
暦年間、李は自分の郷里を立ち退いて、桂州へ行きました。そこには自分の父の旧い友達....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
、チッとばかり昔のことを言わして頂くことにした。 ――さて江戸芸者の濫觴は、宝
暦年中、吉原の遊女扇屋歌扇というが、年あけ後に廓内で客の酒席に侍り、琴三味線を弾....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
部は徳大寺大納言家の家臣で、垂加流の神道の鼓吹者で、かつ兵学の大家であったが、宝
暦年間に京都において主人の徳大寺大納言家をはじめ、正親町三条|公積卿などに、同じ....
「京鹿子娘道成寺」より 著者:酒井嘉七
たものでございます。 |○| この、娘道成寺と申す所作事は、宝
暦年間に、江戸の中村座で、中村富十郎が演じたものだそうでございまして、富十郎一代....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
《せっさたくま》、もって近世の有様に至り、洋学のごときはその源《みなもと》遠く宝
暦年間にあり〔『蘭学事始』という版本を見るべし〕。輓近《ばんきん》外国の交際始ま....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
ょう》をなし、漸次に時代の推移を示すものなり。今これを春信について見るに春信は宝
暦年代にありては鳥居清満《とりいきよみつ》と拮抗《きっこう》し、明和に入りて嶄然....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
たもの千二百五十七人という様な、大醜態を演じた程でありました。かくて桓武天皇の延
暦年間に、有名な坂上田村麿が出て参りますまで、二十数年間にわたった奥州の大乱とな....