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暦応
「暦応〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
暦応の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
上※ふうの若い女が草ぶかい庵の前にたたずんで、低い優しい声で案内を求めた。南朝の
暦応三年も秋ふけて、女の笠の褄をすべる夕日のうすい影が、かれの長い袂にまつわる芒....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
に学び、後諸国|行脚もしたが、大体は為世の門に学んだ都住みの歌僧で、為世の薨じた
暦応元年(延元四年)は五十歳であるが、師の亡き後は京都歌壇の元老であった。その後....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
をふくむ亀山上皇の離宮のあとがある。その地域をあてて、寺名も北朝年号をそのまま「
暦応禅寺」となし、国師に、その開基となってもらいたいというのが、尊氏の希望であっ....