暦数[語句情報] » 暦数

「暦数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

暦数の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
む》きの地点になっていました。 今日のような科学の粋の時代に於てすら、地球上の暦数の都合上、海上のある地点では一日を二つこしらえて、そこを行きつ戻りつするよう....
南国太平記」より 著者:直木三十五
二十斤、元装の連発砲さえ出来ておる。よいか、こと軍事のみでさえ、この隔りがある。暦数、医薬、財政、哲理、一として学ばざるを得ない外国が、ひしひしと、日本を取巻い....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
組織を有するに至った時には、普通の大学と分れて、普通の大学は大学頭を戴いて法政、暦数、史書などの研究をする。仏教の方にも法相衆、三論衆、華厳衆など部門を分ってい....
三国志」より 著者:吉川英治
生科学の追求なのである。すくなくも、その時代の知識層から庶民に至るまでが、天文の暦数や易経の五|行説に対しては、そう信じていたものである。 ――崇高な運命学の....
三国志」より 著者:吉川英治
をもって、なお玄徳へいった。 「不肖、それがしもまた、少しは天文を心得ています。暦数を考えるに、必ずしも今年は皇叔にとって大吉ではありませんが、さりとて悪年では....
三国志」より 著者:吉川英治
さに魏が漢に代るべき兆です。司天台の暦官たちもみなさように申しておりまする」と、暦数から迫ってみたり、ある時はなお、 「むかし三皇、五帝も、徳をもって御位を譲り....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
も加わったものである。ただ一つ確かなのは、前月十五日の夜が月蝕であったので、その暦数から、合戦当日の潮流の干満時刻が、科学的に算出できることだけである。義経、知....