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「暦書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

暦書の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
和算の社会的・芸術的特性について」より 著者:三上義夫
て学ぶに至り、高橋は星学研究の必要上から伊能の測地事業を推挙し、そうしてラランデ暦書の訳解の事業も天文方の手で遂行されることとなり、それから暦局内に翻訳局が設け....
文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
ているが、しかし数学の方面ではそこまでに行かなかった。高橋|至時《よしとき》の『暦書管見』を見るに、天文書のことであるから、積分の記号などにも出会ったことが知ら....
迷信解」より 著者:井上円了
、死亡に及ぶ、云云」と説いてある。実に笑うべきの至りと申してよろしい。 従来の暦書には方位の吉凶を掲げ、人多くこれに照らして判断することなるが、その第一は歳徳....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
ちて輪環を貫くが、ことき、天然を害する風習あるを知らず。 英国の民間に行わるる暦書あり。毎年これを頒布して、その翌年中の天災地変、毎日の吉凶禍福を前定す。しか....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
しいのである。耕す人々の生涯においては、是は何よりも重要な一つの区切りであった。暦書が大陸から渡ってこなかった以前には、年の境は稔りをもって目標としたろうとも言....